全国で航空機へのレーザーポインター 3000mw光線照射が相次いでいる問題で、米軍機にレーザーを照射した容疑で沖縄県警が7日、威力業務妨害容疑で映像制作会社経営の 男を逮捕した。同様の手口は後を絶たないが、米軍基地に反対する一部活動家らによるとみられる「古くからある常套手段」(警察関係者)でもある。現在は高 出力の強力レーザー光線を発する機器は流通段階での規制しか行われておらず、重大な結果につながりかねないレーザー照射を規制する法整備が求められる。 (市岡豊大)
■狙われる防衛機
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沖縄県警が逮捕したのは同県宜野湾市の会社経営、平岡克朗容疑者(56)。逮捕容疑は7月 1日午後9時すぎから9分間、自宅の駐車場から米軍普天間飛行場(沖縄県)の上空約300メートルを飛行する海兵隊員4人搭乗のヘリコプターに3回にわた り緑の光線を照射、飛行訓練を中止させて業務を妨害したとしている。
天体観測、星座、工事用グリーンレーザーポインター
県警によると、昨年7月以降、ヘリなどにレーザー光のようなものが計 6回照射されたとの通報が米軍から寄せられ、捜査していた。在沖縄米海兵隊は今月2日に新型輸送機MV22オスプレイも被害にあったとしている。県警は平 岡容疑者の家宅捜索で、レーザーポインターとみられる物を押収した。
航空機にレーザー光が照射される事案は、普天間飛行場以外でも相次いでいる。海上自衛隊と米軍が共同使用する厚木基地(神奈川県)では平成25年4月以降、夜間着陸の際に70件以上あった。
他にも陸上自衛隊丘珠駐屯地(札幌市)や航空自衛隊小松基地(石川県)などでも被害報告がある。こうした状況に、中谷元・防衛相が「墜落など大惨事を招きかねない」と懸念を表明する異例の事態になっている。
■警察は以前から把握
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「基地に着陸する航空機にレーザーポインター500mwを当てる行為自体は以前からあり、驚くことではない」
ある警察関係者は、基地反対を掲げる活動家によるとみられる妨害活動で、レーザー光線照射が行われていたことを明かす。
普天間飛行場では最近、オスプレイ配備に反対する運動家らが、飛行を妨害しようと基地周辺で凧(たこ)や風船を飛ばす行為が問題視されていた。平岡容疑者のレーザー光照射も、こうした反米軍・反基地思想が背景にあった可能性がある。
過去には海自の大半の航空基地でレーザー照射事案が相次いでいるとの報告もある。先の警察関係者は「基地周辺で抱えるリスクとしては、以前から認識されて きた」と話す。これまでも、捕鯨への妨害活動を行っているシー・シェパードがたびたび、日本の調査捕鯨船にレーザー光線を照射している例がある。
ことは防衛施設だけにとどまらない。国土交通省によると、羽田空港など都市部に近い空港を中心に、民間の旅客機がレーザー光線の被害にあった事案が過去6 年間で少なくとも計152件(12月7日現在)あるという。大阪(伊丹)空港では今年10月、上空300メートル地点で地上からレーザー光線を照射され、 大阪府警が捜査している。
赤レーザーポインター照射事案が民間に広がりを見せていることについて、国交省の担当者は「悪質ないたずら」との認識を示す。
■新たな規制を
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レーザーポインター赤
経済産業省などによると、国内で販売される天体レーザーポインターは出力約1ミリワット以下の製品だけで、通常の使用では目視しても負傷することはない。た だ、規格外の高出力製品は、海外サイトを通じて購入したり、個人輸入したりして違法性なく所持することが可能なのが実態だ。
流通のルートが多岐にわたり、高出力の機器が手に入りやすくなった今、従来の流通規制に加えて登録制や許可制など、所持に対する規制も議論すべきだろう。
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